chikusai diary

昭和という時代に どこででも見ることができた風景を投稿しています。

2020-01-01から1年間の記事一覧

伯耆大山のブナ林を彷徨う

夏道登山道を登り六合目の避難小屋で休憩をする。ここから上の方にはブナ林はありそうもないので早々と下山を始める。途中、ブナ林の中に入り込み撮影を開始する。時折林内に日が差し込んで下界が垣間見える。ところが これと言って絵になりそうなブナが見当…

伯耆大山 夏道登山道のブナを撮る

二日目の朝、食事を済ませ昼のお弁当をリュックに詰めて登山道へ向った。先行者らしき足跡が僅かに付いていた。時おり雪が横殴りに吹きつけてくる。樹林帯なのでさほど苦にはならないけれど、標高が高くなるにつれ頬が痛くなる。道々、奇怪な枝ぶりをしたブ…

伯耆大山のブナ林を歩く

三鈷峰 古い話ばかりで恐縮のいたりだが、体が不自由になった今では、山に登ることも出来かねるので、三十年前のことを語ろう。あれは一年が終わりを告げようとしていた頃であった。雪がまったく降らない寂しいクリスマスを迎えた日に、伯耆大山では積雪があ…

京都北山 巨樹の森を冬に訪ねてみた

京都市北部、いわゆる北山と呼ばれる地域に鬱蒼としたアシウスギの巨樹群があるとは、京都市民にとっても俄かには信じ難いことかもしれない。だいぶ以前のこと、クリスマスの日に出町柳から京都バスに乗り出かけてみた。アシウスギ(ウラスギ)とは京都の庭…

時計のせい?

呪いの時計? ― 縞枯山荘で 北八ヶ岳での出来事。前日 昼間の気温はマイナス8度だった。明朝 御来光を撮ろうと、腕時計のアラームを夜明け前に合わせ寝坊しないよう耳元に置いて寝た。翌朝、ふと目覚めたときには、外は明るかった。靴ひもを結ぶのも もどか…

京都北山 ― 井ノ口山ウラスギ群生地の秋

紅葉の美しい季節に井ノ口山を歩く バス停から歩いて二時間足らずでこの場所(片波川源流域伏条台杉群生地)を訪れることができるのだから嬉しい。今までこの場所で誰とも出会ったことがないのが、とても不思議な気がする。以前は貴重な森とは思われていなか…

京都北山 ― 芦生の森の奥深く

芦生の森 由良川の源流部である芦生(あしう)は、かつては西日本最後の秘境と言われていた。京都府、滋賀県、福井県の境に位置し、植生は日本海側の気候と太平洋側の植物が共存しており、学術上貴重な種が多数存在するという。アシウスギ、ブナ、ミズナラ、…

晩秋の京都北山 ― 峠道を歩く

佐々里峠通い わたしが一年を通じてよく通ったところは佐々里峠だろうか。 標高八百メートルに満たない峠で、今は舗装された道路が開通 していて積雪期でもそこを歩けば楽に登ることができる。この 道路は広河原と佐々里を結ぶ地元民念願の道路で、開通を記…

京都 北山の夕暮れ

佐々里峠より西の方角を望む 京都大学芦生演習林からの帰り道、峠の西側で日が落ちて来た。バス停まではあと一時間はかかるだろう。撮影していたら最終バスには間に合わない。えい ままよ、とカメラを取り出し三脚に取り付けた。 ZENZA BRONICA GS-1 chikusa…

涸沢カールの朝

冬間近な涸沢 初冠雪の写真を撮りたくて涸沢へ向った。夜行列車 “ちくま” に乗っている間に雪は降ったようだ。小屋仕舞いをしている涸沢ロッジに泊まった翌朝、音もなく あたりは霧につつまれた。

ヨセミテ国立公園?

晩秋のころ 奥上高地で撮影しました。

霧氷の朝 大台ケ原山より大峰山系を望む

日出ヶ岳山頂より 11月の下旬、展望台より朝日を浴びる大峰山系を撮影する。とても北風の強い朝で弥山や近畿地方で一番標高が高い八経ヶ岳までスッキリと見渡せた。この日あまりにも足が冷たかったので、冬山用の登山靴を買いにゆくことになった。 日出ヶ岳…

武蔵野を ASAHI PENTAX で撮る

昔の武蔵野は萱原のはてなき光景を以て絶類の美を鳴らして居たように言い伝えてあるが、今の武蔵野は林である。林は実に今の武蔵野の特色といっても宣い。則ち木は重に楢の類で冬は悉(ことごと)く落葉し、春は滴るばかりの新緑萌え出ずるその変化が秩父嶺…

碧の大正池より望む穂高の夜明け

穂高の夜明け 晩秋のころ 大正池ホテルを夜明け前に出て いつもの場所から撮影する。ZENZA BRONICA GS-1

岳沢越しに奥穂高を望む

晩秋のころ河童橋より

大台ケ原山 大蛇嵓の霧氷

大蛇嵓(だいじゃぐら)より 東の川方角を望む 十一月に入ると、西日本に寒波が押し寄せると大台ケ原山は稀に霧氷を観ることができる。天気図を眺め、週末に寒波が来そうだな、と思ったら大台ケ原山に向う。ときには空振りもある。 西大台(大蛇嵓より望む)

大台ケ原山の夕暮れ

大峰山系を望む 日出ヶ岳から望む朝日もいいけど 大台ケ原山の夕暮れはどこで見てもいい。 大蛇嵓で見る夕日は素敵だけれど 帰りの真っ暗闇の道は気持ちが悪い。

大台ケ原 日出ヶ岳より望む御来光

日は また昇る 静謐な朝 熊野灘の水平線のかなたより 日は昇る。

大台ケ原 日出ヶ岳より望む闇

夜明け前 紅葉も終わりに近づくと 次の楽しみは全山 桜が咲いたかのような 霧氷である。 吉野山の千本桜も かくやと見まがうような 霧氷の華。 もう一度見てみたい。

大台ケ原山 ブナ林紅葉

西大台コース 今ごろ大台ケ原山は紅葉の盛りだろうか。

大台ケ原山秋景

秋の一日、西大台を一巡りすると、日は はや西に傾いていた。

晩秋の焼岳

上高地から松本へ向う車中、焼岳がきれいに見えた。運転手に車を止めてもらい数枚撮影したうちの一枚。

萌える焼岳?

初冠雪 焼岳 まだ初冠雪には少し早いかな。無骨な顔をした北アルプス唯一の活火山焼岳。穂高より好きかも。

横尾尾根のバットレス?

横尾尾根紅葉 ひと山越えれば屏風岩がある。 横尾尾根にも見ごたえのある岩壁があった。

横尾尾根の秋

槍沢より望む横尾尾根 横尾から槍ヶ岳に連なる横尾尾根。 地味な山脈ではあるが、北穂、南岳、槍ヶ岳という 強者に準じた標高にあるため目立たない。 しかし初めて目にする者には、見どころは多い。

槍ヶ岳への道

槍沢圏谷 その昔、氷河が造りあげた圏谷という地形。 写真は、槍ヶ岳に向う登山道で撮影した一枚である。 台風が近づいていたので、強風が荒れ狂っていた。 氷河に流されてきたのか、 大きな岩が河原にゴロゴロと転がっていた。 梅雨の頃、谷には まだ残雪(…

北穂高岳秋色 ― そんなに急いでどこへ行く? 

ある秋の日のこと、台風が来るというので山を下りた。 登山道ですれ違う単独行の方々に少なからず違和感を覚えた。 これからどちらへ、と訊くわけにもいかず、お元気でと念仏 のように唱えるしかなかった。 不思議なことに、単独行の方は みなせかせかした歩…

遠く北穂を望む

あの三角の尖がりが北穂(たぶん) 昔の話だけれど、登山道脇で写真撮影をしていると、 どういうわけか、あの山は何という山か? と横柄な口調で訊いてくる輩が結構いた。 おそらく知っていて訊いてくるのだろう。 上から目線の山男には馴染めない。 chikusa…

涸沢あたり?

屏風岩より涸沢寄りで撮影したような?30余年前のことなので忘れてしまった。 chikusai2.hatenablog.com

秋の涸沢を歩く

尖 峰 chikusai2.hatenablog.com