chikusai diary

昭和という時代に どこででも見ることができた風景を投稿しています。

2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

津軽野を馬橇がゆく

馬そり 昭和四十年代、まだまだ馬が活躍していた津軽地方。わたしが幼い頃(昭和二十年代)、馬は家族の一員であった。母屋の北の端、台所の隣が馬の部屋であった。主に農耕に使われていた馬、いつの間にか馬の姿は消えていた。

陽のあたらない村・袰月

ほろづき村 陽のあたらない村袰月( ほろづき )という土地の名を知ったのは、詩集『まるめろ』を読んだことによる。 袰月へは、津軽半島最北端の駅、三厩(みんまや)から海沿いの雪道を 二時間は歩いたであろうか。集落は北に津軽海峡、道路をはさんで南側…