chikusai diary

昭和という時代に どこででも見ることができた風景を投稿しています。

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

大杉渓谷を歩く 3(甘く見ないでよ)

侮れない大杉谷 大杉谷には、大小百もの滝があるという。隠れた滝を見に行き、帰って来れ なかった人がいた、と言う話を幾度も聞いたことがある。かつての危険極ま りない桟道は無くなり、整備された危険の少ない探勝路に替わったが、それ でも滑落事故は後…

大杉渓谷を歩く 2(岩石の美 ー 冠 松次郎のこと)

大杉谷と冠 松次郎わたしは若いころに黒部峡谷のことを書いた冠松次郎氏の著作を幾度も読み返していた。氏は『大台ケ原山と大杉谷』という著作を残している。その内容の一部を紹介したい。 「堂倉山の家から半日余り大杉谷を下って、森林や、瀧や、釜などの…

大杉渓谷を歩く 1

茗溪大杉谷 山高きが故に貴(たっと)からず、というのなら、 谷深きが故に貴からず、と言い換えるのも、あり かもしれない。 大杉谷は茗溪である。雨や雪の多い日本には名渓 数多あれど、大杉谷のように断崖に幽邃な原生林 を見ることが出来、容易に河床に…

東大寺戒壇堂に四天王像を観 その視線の先に想う

奈良の通りに時の流れを感じる 奈良の通りを歩いていると、はっとするような趣のある景色を 目にすることがある。それは同じ古都である京都とはまた違っ て、もっともっと深い佇まいの、歴史をうかがわせるような分 厚い瓦を乗せた屋根、そして太い梁や柱と…

熊野灘の彼方には安穏な世界がある?

熊野灘の彼方には観音浄土があるという。浄土には現世の飢えや疫病 などの苦しみはなく、安穏に暮らすことができるのだろう。そこへ行 くにはわずか6メートルほどの「補陀落渡海舟」に乗らねばならない。 甲板の小さな船室を四方から鳥居が囲み、内部は大人…

はぐれ雲

はぐれ雲の下には熊野灘

夜明け前 4

紫色の雲の下には何があるのだろうか

夜明け前 3 ( 使用カメラ ZENZA BRONICA GS-1 )

二倍望遠(PG200mm)だと こんな感じ

夜明け前 2

夜明けまでは まだまだ間がある

夜明け前 ( 朝の来ない夜はない )

世の中、暗いニュースばかりで出口が見えないけど…

沈黙の春(正木ヶ原)

どういう訳か この春はミツバチの姿を一度も見ていない。 新型コロナウイルスに駆逐されたわけではあるまいに。

令和の桜 養和の流行病

今年の春は例年になくサクラの花を見て歩いた。 こんなにサクラを見、そして写真撮影をしたの は三十年振りのことである。その理由の一つは フルサイズのカメラを購入したことに起因して いたことは否定できない。デジタルカメラに20 ~40年前のレンズを付け…

昭和の記憶 東京砂漠

・ 陽はまた昇る この東京砂漠

昭和の記憶 「たばこ王」村井兄弟商会跡

・ かつて京都清水五条坂付近に煉瓦造りの瀟洒な建物があった。 昭和も最後の年に、いわれを知らぬその建物に興味を持ち、 撮影を試みたが満足できる写真は撮れなかった。廃墟のよう な部分の写真だけが手元に残っている。 明治の頃、村井兄弟商会のタバコを…

昭和の記憶 三井三池争議

雨の降る夜はつらかろね ホッパーにらんで夜明けまで 無口のあんたが火を囲む ビニール小屋に届けたい 腹巻き 綿入れ たまご酒 小さなこぶしをふり上げて 「けいかんかえれ!」と叫んだ子 目玉を生命を奪われた たぎる仲間の憎しみを この子に孫に つがせよ…

大丈夫だぁー

志村けん さん 今ごろ 天国でどうしているかな?志村さん ってきっとやさしくてちょっぴりさみしがりやだったのかな?「大丈夫だぁー」って言える状況には ほど遠い いまだけれどたえるしか ないのかな

これって 医療崩壊の… 「緊急事態宣言」発令の日に

洗いたての使い捨てマスクを着けたら(悲しい) やたらとクシャミが出た。 近ごろ喉が いがらっぽいし、空咳も出る。頭痛 までする。もしや、と思い水銀体温計で体温を 測ると34.9度しかない。 「お前はすでに死んでいる!」というケンシロウ の声が聞えたよ…

馬鹿にしないでよ そっちのせいよ

馬鹿にしないでよ そっちのせいよ ちょっと待って Play Back, Play Back 今の言葉 Play Back, Play Back マスク2枚配布、と聞いたとき、 「プレイバック Part2」の歌が 脳内を駆けめぐった。 (あるバイオリン奏者も同じことを言っていたっけ) 今度は「10万…

今さらかい? アベノマスクの怪!

「いちま-い … にま-い … 」 殿 ご乱心を! ? と数多のツッコミが細川家の お家騒動(?) を契機に世間を騒がせている。 「播州皿屋敷」とか「番町皿屋敷」というのは 聞いたことあるけど 今回の場合、 「永田町マスク(コロナ)騒動」ではシャレにもなら…

散り際の美?

夕方、ひと気の少なくなった京都御苑を通り家路へ急いでいると、 桜の花びらが風に吹かれ、風花のように散る風情が美しい。 鞄からカメラを取り出し、レンズのテストを兼ねながら ひと時 撮影にいそしんだ。 レンズは Nikon Ai AF Zoom-Nikkor 24-85mm f/2.8…