chikusai diary

昭和という時代に どこででも見ることができた風景を投稿しています。

大杉渓谷を歩く 1

 

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茗溪大杉谷

山高きが故に貴(たっと)からず、というのなら、

谷深きが故に貴からず、と言い換えるのも、あり

かもしれない。

大杉谷は茗溪である。雨や雪の多い日本には名渓

数多あれど、大杉谷のように断崖に幽邃な原生林

を見ることが出来、容易に河床に降り立ち、名瀑、

名石を手に取るように鑑賞することができる。そ

して釜や淵に見られる吸い込まれるような青緑色、

このような谷はそうそう無いであろう。