chikusai diary

昭和という時代に どこででも見ることができた風景を投稿しています。

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

冬支度

老夫婦が買物を済ませ我が家に帰るところであろうか。リヤカーには少しばかりの荷物、お婆さんの手には醤油瓶か酒瓶が下げられている。撮影年:昭和40年代撮影地:中泊付近

吉田松陰や菅江真澄も訪れた本州最果ての土地 小泊?

小泊から隠れ里下前、そして権現崎へ 小泊村は遠かった! 昔日の小泊村は遠かった。竜飛崎も遠かったが、むしろ小泊の方がずっ と遠い。東京からの話である。今では新幹線の駅がそう遠くない所にで きたのでだいぶ所用時間は短くなった。 わたしは小泊へは三…

歴史に埋もれた写真家 ー 横内勝司写真展「時を超えて」の紹介

戦前の信州松本にひとりのアマチュア写真家がいた。卓越した技術と人並外れた感性でガラス乾板に見事な映像を刻みこんでいたという。惜しむらくも昭和11年に33歳の若さで病死。かれの存在とガラス乾板は時代から長く忘れ去られていたが、70年後に屋根裏でガ…

縄文人の日々の生活が世界文化遺産になった?(十三湊と三内と縄文遺跡)

津軽は縄文遺跡の宝庫か!近年、“縄文”や“土偶”をテーマとした「美術展」が多く開催展示されるようになり、テレビや雑誌にも話題を提供している。その縄文遺跡だが亀ヶ岡遺跡、三内丸山遺跡をはじめ青森県でたくさん発見されているのだ。一万年前、この地方…

冬の気配 - 十三湖

漁具を収納している小屋だろうか。粗末な小屋のわきを歩いて行くと廃船 だろうか陸に放置された船が二艘ばかり見えた。あたりはゴミ捨て場のよ うな様相を呈していた。 菅江真澄と十三湖 十三湖周辺の風景は物悲しい。 かつて(中世鎌倉時代)この周辺には、…

道案内する犬

ぬかるんだ道をゆく 十三湖周辺の景色津軽地方の冬の訪れは早い。昭和四十年代の半ば、十三湖北部の荒涼とした景色に魅せられ、わずか二年間ではあったが、仕事の合間に東京から通い続けた。一年目の冬は、積雪がほとんどなく地吹雪を体験することは適わなか…

秋薔薇は優しく…

使用レンズ:Ai AF Zoom Nikkor 28-105 F3.5-4.5D(IF)