「舟を編む」私、辞書つくります ー 言葉の海へ漕ぎ出そう ( 目指す先は『大渡海』それとも『大言海』?)
恋愛【れんあい】
特定の二人の
互いへの思いが
恋になったり愛になったり
時に入り交じったりと
非常に不安定な状態
特定の二人の
互いへの思いが
恋になったり愛になったり
時に入り交じったりと
非常に不安定な状態
TVドラマ『舟を編む』・・・玄武書房で働く主人公・岸辺みどり ー【恋愛】の語釈である(人生の終りが近づいている私には縁がないなぁ)。二月から始まったNHKのTVドラマは、「一冊の辞書に情熱と心血を注ぐ、作りてたちの奮闘物語」だという。
原作は三浦しをん氏の小説。2012年に本屋大賞を受賞し、翌年には映画化されてアニメ化もされたのだとか。ちっとも知らんかったわ。まずはアニメを見てみたいな。今夜の放送も楽しみだ。
恋 【 】記載なし
愛 【あい-す】① 愛めづ。いつくしむ。 いとほしむ。かはゆく思ふ。「子を ー 」② 大切になす。だいじに思う。「君を ー 」「国を ー 」③ 面白しと思う。好み楽しむ。「山水を ー 」。
愛 【あい-す】① 愛めづ。いつくしむ。 いとほしむ。かはゆく思ふ。「子を ー 」② 大切になす。だいじに思う。「君を ー 」「国を ー 」③ 面白しと思う。好み楽しむ。「山水を ー 」。
梅 【うめ】[ 熟実うみみの約転なりと云う。 いかが ] ① 樹の名。高きは丈余に及ぶ。早春衆木に先だちて花を開く。 弁、五にして円し。 又六弁なるもあり。 香り甚だ高し。 多く人家に植えて、花、香を賞す。 重弁やえあり単弁ひとえあり。 色、多くは白、又、紅なれども、其の外に、種類甚だ多し。実、丸くして酸し。"うめぼし"とし、又其の汁を種々の用とす。② 重かさねの名目の名。表、白く、裏、濃き蘇枋すほうのもの。
猫 【ねこ】[ ねこまの下略。寝高麗ねこまの義などにて、韓国渡来のものか。上略して こま ともいいしが如し。或いは云う、寝子ねこの義。まは助語なりと。或いは如虎にょこの音転などいうはあらじ。] 古く、ねこま。人家に畜やしなう小さき獣、人の知る所なり。温柔にして馴れやすく、又よく鼠を捕うれば畜う。然れども、窃盗の性あり。形、虎に似て、二尺に足らず。性、睡りを好み、寒さを畏る。毛色、白、黒、黄、駁まだらなど種々なり。其の瞳、朝は円く、次第に縮みて、正午は針の如く、午後また次第にひろがりて、晩は再び玉の如し。陰所にては常に円し。
猫 【ねこ】[ ねこまの下略。寝高麗ねこまの義などにて、韓国渡来のものか。上略して こま ともいいしが如し。或いは云う、寝子ねこの義。まは助語なりと。或いは如虎にょこの音転などいうはあらじ。] 古く、ねこま。人家に畜やしなう小さき獣、人の知る所なり。温柔にして馴れやすく、又よく鼠を捕うれば畜う。然れども、窃盗の性あり。形、虎に似て、二尺に足らず。性、睡りを好み、寒さを畏る。毛色、白、黒、黄、駁まだらなど種々なり。其の瞳、朝は円く、次第に縮みて、正午は針の如く、午後また次第にひろがりて、晩は再び玉の如し。陰所にては常に円し。
犬 【いぬ】① 家に畜う獣の名、人のよく知る所なり。最も人に馴れやすく、怜悧にして愛情あり。走ること速く、狩りに用い、夜を守らするなど、用少なからず。種類多く、近年、舶来の種ありて、いよいよ一ならず。②以下省略…
兎 【うさぎ】…又はおさぎ。小さき獣。長さ二尺ばかり。耳甚だ長く、全身、灰褐色にして、前脚短く、後ろ足長く、高きに上るに捷すばやし。目赤く、上唇欠けて、長き髭あり。山に穴して棲む。肉美なれば、猛獣に貪り食わる。毛を筆に用いる。之を野 ー と云う。以下省略…
龍 【たつ】[起たつ義か] ① りょう、りゅう。想像の動物の名。鱗蟲の長と云う。常に画く所は、身、大蛇の如く、背に、九九、八十一鱗あり。四足、各、五指あり。耳あり。二角あり。長き髭あり。面甚だ長く、最も猙獰あしき相を見わす。よく雲を興し雨を致し、水に潜み、天に上り、神霊測るべからずという。② 紙鳶いかのぼりの異名(九州)。
※読みやすいよう、カタカナを適宜ひらかなに、旧漢字を出来るだけ現代風に直しています。
一番上に乗っている小さな辞書が『言海』、一番下にある大判の辞書が『大言海』。ふだん一番使っているのが赤い色の『新明解国語辞典』かな。…誰ですか、辞書を持っている割に誤字・誤用が多いな、という人は…(^^;)
↓ 別ブログで「わらわやみ」を『言海』で引いてみました。
兎 【うさぎ】…又はおさぎ。小さき獣。長さ二尺ばかり。耳甚だ長く、全身、灰褐色にして、前脚短く、後ろ足長く、高きに上るに捷すばやし。目赤く、上唇欠けて、長き髭あり。山に穴して棲む。肉美なれば、猛獣に貪り食わる。毛を筆に用いる。之を野 ー と云う。以下省略…
龍 【たつ】[起たつ義か] ① りょう、りゅう。想像の動物の名。鱗蟲の長と云う。常に画く所は、身、大蛇の如く、背に、九九、八十一鱗あり。四足、各、五指あり。耳あり。二角あり。長き髭あり。面甚だ長く、最も猙獰あしき相を見わす。よく雲を興し雨を致し、水に潜み、天に上り、神霊測るべからずという。② 紙鳶いかのぼりの異名(九州)。
※読みやすいよう、カタカナを適宜ひらかなに、旧漢字を出来るだけ現代風に直しています。
言海【げんかい】とは?
今をさかのぼる事四十余年前、『言葉の海へ』という高田宏さんの本が出版され、そして大佛次郎賞と亀井勝一郎賞を受賞した。朝日新聞だか、日経新聞だか忘れたけれど、書評欄を読んで駸々堂という書店でその本を購入し読んでみた。そして…『言海』という辞書とその辞書を完成させた大槻文彦という人物に興味を持ち早速「言海」という明治二十二年から二十七年にわたり四分冊で出版されたその辞書を古書店で探した。四分冊の『言海』は見つからなかったが、探せばあるもので、手に入れたものは一冊にまとめた縮刷版だった。まだ若かったせいか、老眼鏡なしで読めた(!)ものだ。
今でも、『言葉の海へ』は新潮文庫で手に入るようだし、この本を広く読んでもらえたなら、嬉しい(関係者ではないけど)。
その後、昭和七年に大判の『大言海』が四分冊(ほかに別巻で索引が一冊)で順次冨山房から出版された。四十年前には、索引なしでも結構な価格で売りに出されていた。後に、わたしも昭和三十一年出版の『新訂 大言海』(縮刷版ー冨山房)を古書店で手に入れ座右に置いている(めったに引かないけど ^^;)。
今でも、『言葉の海へ』は新潮文庫で手に入るようだし、この本を広く読んでもらえたなら、嬉しい(関係者ではないけど)。
その後、昭和七年に大判の『大言海』が四分冊(ほかに別巻で索引が一冊)で順次冨山房から出版された。四十年前には、索引なしでも結構な価格で売りに出されていた。後に、わたしも昭和三十一年出版の『新訂 大言海』(縮刷版ー冨山房)を古書店で手に入れ座右に置いている(めったに引かないけど ^^;)。
一番上に乗っている小さな辞書が『言海』、一番下にある大判の辞書が『大言海』。ふだん一番使っているのが赤い色の『新明解国語辞典』かな。…誰ですか、辞書を持っている割に誤字・誤用が多いな、という人は…(^^;)
↓ 別ブログで「わらわやみ」を『言海』で引いてみました。