chikusai diary

昭和という時代に どこででも見ることができた風景を投稿しています。

陰翳礼讃と鴨東奇譚!?

 

前回のシリーズは、十代最後の歳から二十代はじめにかけて撮影したもので半世紀ほど経たものだった。今回お目にかける写真は三十代から七十代にかけて撮影したもの。フィルムによるモノクロ写真あり、デジタルになってからのカラー写真ありと色々ある。題して「陰翳礼讃と鴨東奇譚」とはこれいかに?(笑)





先日 四十年ぶりに永井荷風の『墨東奇譚』を読んだ。前に読んだ時は教養ある文人が風変わりな小説を書いたものだと思ったが、今回の感想は、「一人で居るということは、こんな気分になるのかもしれないな」というものだった。

そう言えば最近再び紙面をにぎわした元文科官僚のM氏も「カフェー」に出入りしていたことを暴露されていたっけ。なにも恥ではないと思うのだけれどね。わたしも若い頃は鴨川の東辺を夜な夜な出没していたっけ。

今朝読んでいた本にこんなことが書いてあった。
「江戸で方角がわからなくなったら、目をつぶってぐるぐるっとまわって、立った方角が吉原だ」ってさ。まるで落語やん! 露伴先生おもろい事いわはるわ。…でも都では当てにならんけど。


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