chikusai diary

昭和という時代に どこででも見ることができた風景を投稿しています。

カッチョと防風林のある風景 ー 金木町藤枝集落

 

 

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茅葺屋根に雪積る日

 

しんしんと雪の降る中を歩く。肌を刺すような風はなかった。
農家の庭先や母屋の軒下に洗濯物が干されている。洗濯物が乾
くまでに幾日かかるだろうか。脱水機どころか全自動洗濯機の
なかった時代には、木製のタライで固形石鹸を用いて手洗いを
したものだ。

 

 

 

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撮影場所は金木町藤枝集落。風雪除けの “カッチョ” と防風林の並木道
が長い距離つづく。今ではこのような光景を見ることはできない。

 

 

 

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雪が降ろうが、雨が降ろうが、洗濯物は屋外に干したものである。
子どもの頃、凍りついて硬くなった洗濯物で遊んだものだ。


撮影年:1970年代