chikusai diary

昭和という時代に どこででも見ることができた風景を投稿しています。

太宰治の津軽

 

 

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お 山

 

五穀豊穣を願う山である。

岩木山津軽平野のどの場所からみても美しい。金木町出身の太宰治

よれば、「… 岩木山が、満目の水田の尽きるところに、ふわりと浮んで

いる。実際、軽く浮んでいる感じなのである。したたるほど真っ蒼で、

富士山よりもっと女らしく、十二単衣の裾を、銀杏の葉をさかさに立て

たようにぱらりとひらいて左右の均整も正しく、静かに青空に浮んでい

る。」…『津軽』より引用

上の写真は岩木川越しに望む津軽富士。橋を往復したことは覚えている

のだが、撮影場所は思い出せない(たぶん河口に近い所)。

 

 

 

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銀杏の葉をさかさに立てた姿?