津軽地方では、田植が済むと大きな蛇の形(ムシ)を藁でつくって、笛、太鼓ではやしながら集落内をまわり、村はずれの木に掛けておく。これを「虫」というようある。虫送りは農作物に付く害虫駆除が主な目的。
また集落の災厄を送り出し、豊作と村内安全を願う行事という。京都の夏まつり、祇園祭とよく似ているように思うのだが…。
祭りの準備。馬かと思っていたが、どうやら龍の形をした「虫」のようである。
虫をトラックの荷台に乗せて、祭りの場所へ向かうのであろうか。
初夏のころ、集落の外れではこのような虫を見ることができる。
撮影年:昭和40年代 撮影地:車力村・木造町(現つがる市)