chikusai diary

昭和という時代に どこででも見ることができた風景を投稿しています。

西津軽の虫送り行事(豊年満作祈願)


津軽地方では、田植が済むと大きな蛇の形(ムシ)を藁でつくって、笛、太鼓ではやしながら集落内をまわり、村はずれの木に掛けておく。これを「虫」というようある。虫送りは農作物に付く害虫駆除が主な目的。
また集落の災厄を送り出し、豊作と村内安全を願う行事という。京都の夏まつり、祇園祭とよく似ているように思うのだが…。 


f:id:chikusai2:20210602114754j:plain

村人が「ムシ」をつくる

 祭りの準備。馬かと思っていたが、どうやら龍の形をした「虫」のようである。

 

 

 

f:id:chikusai2:20210602114811j:plain

虫をトラックに乗せ移動

 虫をトラックの荷台に乗せて、祭りの場所へ向かうのであろうか。

 

 

f:id:chikusai2:20210602114825j:plain

村はずれの木に掛けられた虫

初夏のころ、集落の外れではこのような虫を見ることができる。
撮影年:昭和40年代  撮影地:車力村木造町(現つがる市

 

sasurai1.hatenablog.com

chikusai.exblog.jp