chikusai diary

昭和という時代に どこででも見ることができた風景を投稿しています。

津軽平野に田植(手植え)を見る

 

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田植作業の後ろには岩木山

津軽富士(岩木山)を背にしての田植え作業。春の日差しが目にまぶしい。
田には線が引かれているので、線に沿い苗を等間隔に植えていく。 

 

 

 

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腰の籠から苗を取る

女たちは世間話をしながら、黙々と田植え作業をつづける。“乙女心”で純な
話をする女がいれば、子どもでも赤面するような話をする女もいる。子ども
だと思い油断するなかれ。

 

 

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この姿勢で苗を植える

腰を屈めての田植え作業が幾日もつづく。昔の農村には、腰の曲がった
お婆さんの姿が多く見られた。私の祖母も腰が曲がっていたので、幼い
ころ「なんで腰が曲がっているの?」と聞いたことがある。 

 

 

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青森や秋田で見かけたサンバイザー

 

昔は田植え作業を終えた後、こぞって温泉に出かけ(それも大層な距離を
歩いて)体を休めたと聞くが、機械化の進んだ現代ではどうだろうか…。
撮影年:昭和40年代