chikusai diary

昭和という時代に どこででも見ることができた風景を投稿しています。

代かき作業の彼方には津軽富士

 

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津軽富士(岩木山)を望む


代搔き作業の前には、田んぼの畦道の防水作業が欠かせない。その作業を畔塗りというようだ。鍬やスコップを用いて、適度な硬さにした泥で畦道の壁面に塗っていくのだが、この作業がつらいのだ(やったことないけど)。ザリガニを見つけたらやっつけるのは、畔に穴を開ける(水が抜ける)から。

撮影当時、代掻き作業は耕運機かトラクターで行っていた。わたしが子どもの頃は、馬の背中に代掻き用の大きな鋤を取りつけて、田んぼの中を往復していたものだ。農耕用の馬は大事にされていて、一つ屋根の下で家族のように大切に扱われていた。台所の隣の部屋が馬の住む部屋だった。いつの間にか馬の姿はなくなっていたが、なぜ消えたのかまったく覚えていない。

 

・カメラ:ASAHI PENTAX SL レンズ:Super  Takumar 1:1.8/55mm #2434973
フラットベッドスキャナー:EPSON   GT-X970 
・画像編集ソフト:Adobe Photoshop Elements 2019ほか