chikusai diary

昭和という時代に どこででも見ることができた風景を投稿しています。

上高地の朝 ― 白樺の森と焼岳


 

大正池ホテルが冬季、年末年始の数日間だけ営業していたころ、バスの終点沢渡で降り、雪道を四時間ほどかけてホテルまで歩いたものだ。道中、北風が頬を打ちとても寒い思いをした覚えがある。

夜明け前、大正池の畔で奥穂高・西穂高の峰に朝日があたるのを待つ。ぽっと山頂が赤みを帯び始める。ドラマ(モルゲンロート)の始まりである。

 


f:id:chikusai2:20210101184319j:plain

穂 高

 画像をクリックしてください

 

 

 

 

f:id:chikusai2:20210101184343j:plain

白樺林

 

 

 

 

 

f:id:chikusai2:20210101184401j:plain

白 樺

 

 

 

 

 

f:id:chikusai2:20210101184422j:plain

焼 岳

 

 

 

 

 

f:id:chikusai2:20210101184442j:plain

梓川越しに望む焼岳

 

 

 

 

 

f:id:chikusai2:20210101184502j:plain

大正池越しに望む焼岳(コダクローム64使用)

 

撮影前日に新雪が数十センチほど積もった。田代池方面に向かおうとして吹き溜まりに足を踏み入れ、胸まで埋まってしまった。もがけばもがくほど、足元から水が上がってくる。ワカンを持ってこなかったことを後悔する。せめて河童橋まで行きたかったが、それは諦めた。

※撮影年:1980年代

 

 

sasurai1.hatenablog.com